昨日、Viet Nam Japan AI Hackathon 2025 に審査員の一人として参加させていただきました。
ビジネスに携わる経営者として、そして日常生活でも仕事でも AI を日常的に活用しているヘビーユーザーとして、私は二つの視点から各チームのアイデアを評価しました。
しかし、最も印象に残ったのは技術力ではありませんでした。
それは、すべてのプロジェクトに共通していた
「人間らしさ」 でした。
AIで何を解決するのか?
いじめ問題
教育支援
視覚障がい者の安全
デーティングアプリにおける詐欺防止
高齢者ケア
どのアイデアも、「技術を作りたい」から生まれたものではなく、
「誰かの困りごとを解決したい」 という真摯な思いから生まれていました。
それはまさに、私が大切にしている言葉を体現していました。
Being human in the era of AI.
AIの時代において、最も大切なのは
「どれだけ高度な技術を使えるか」ではなく、
「どんな人間であるか」 なのだと改めて感じました。
AIは脅威か?それとも可能性か?
私はよく、AIの登場を産業革命期の「自動車の発明」に例えます。
車が発明されたとき、人は「歩く力を奪われる」と恐れました。
しかし実際には、車は人間の可能性を拡張しました。
AIも同じです。
AIは私たちの知性を奪うものではなく、
私たちの思考を拡張する存在 です。
歩くだけでは辿り着けなかった場所へ、
想像すらできなかったスピードで連れて行ってくれる。
しかし、車を運転するには免許が必要です。
ルールを理解し、責任を持ち、シートベルトを締めなければなりません。
AIも同じです。
AIを「使われる側」になるか、「使いこなす側」になるか
これからの時代、
AIを拒む人は取り残され、
AIを過信する人は危険にさらされます。
大切なのは、
賢く、主体的に、戦略的にAIを使うこと。
・どの業務をAIに任せるのか
・どこに人間の判断を残すのか
・どの部分を「人間の価値」として磨くのか
それを考えることが、経営でも、個人のキャリアでも、決定的に重要になります。
それでも、AIが代替できないもの
AIは文章を書けます。
画像も作れます。
コードも生成できます。
しかし、AIが完全に代替できないものがあります。
それは、
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共感
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信頼
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美意識
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空気を読む感覚
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責任を引き受ける覚悟
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抱擁
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芸術
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本物の人間関係
つまり、「人間らしさ」そのもの です。
テクノロジーが進化すればするほど、
逆説的に「人間的価値」はより希少で、より高く評価されるようになります。
Mai Choice の視点
Mai Choice が目指しているのは、
「AIに勝つこと」ではありません。
AIを最大限活用しながら、
それでもなお残る
人間だけが持てる価値を磨き続けること。
仕事でも、経営でも、文化でも、芸術でも。
テクノロジーを恐れず、
しかしテクノロジーに飲み込まれず。
免許を取り、車に乗り、シートベルトを締めて。
AIがこれから人類をどこへ連れて行くのか。
その旅を、主体的に、楽しみながら進んでいきたいと思います。
Let’s go.
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